モック親子コンサート

「モック親子コンサート」コンサートは、五百羅漢の名で知られる大龍寺の境内にある城山学院幼稚園のホールで開催しました。

音響を考慮した良い感じのホールですが、集まった子供たちも楽しめる演奏会でした。

開催内容

  • 【開催日時】平成15年3月30日(日)・14:00〜15:00 (開場:13:30)
  • 【開催場所】城山学院幼稚園・2階ホール
  • 【参加費用】1,000円 (※小学生以下800円。3歳未満無料)
  • 【参加人数】約100名
ホール外観 会場の光景

演奏者紹介 (プロフィールは開催時のものです)

モック木管五重奏団
モック木管五重奏団は1989年に名古屋で結成されました。1997年秋より定期演奏会、ファミリーコンサートを開催し、木管五重奏のスタンダードなレパートリーと、新しいジャンル”木管五重奏による「音楽物語」"に取り組んでいます。
演奏レベルの高さと美しい響きには定評があり、音楽物語「三びきのやぎのガラガラドン」「クリスマスのおくりもの」「よだかの星」は大好評を得ています。
 名古屋市民芸術祭2001、名古屋文化小劇場芸術公演、愛知県文化振興事業をはじめ、各地で演奏活動を続けています。
フルート/和田嘉郎
11歳よりフルートを始める。学生コンクール愛媛大会及び四国大会にて第二位となる。名古屋芸術大学音楽学部器楽学科フルート専攻卒業、同研究科卒業。
 フルートを永長次郎、若松邦之、佐久間由美子の各氏に師事。現在、一宮消防音楽隊、その他オーケストラ、アンサンブルなどで活躍。JWE(ジャパン・ウィンド・アンサンブル)メンバー。
オーボエ/羽佐田優子
13歳よりオーボエを始める。1997年名古屋音楽大学音楽学部器楽学科管楽専修を卒業。同年、第18回名古屋音楽大学卒業演奏会に出演。
 オーボエを小川和代、岡本泰氏の各氏に師事。また、トーマス・ローデ、マンフレッド・クレイメントの各氏の公開クリニックに参加。1999年3月トヨタホーム名古屋ニューアーティストクラシックステージにてジョイントリサイタルを開催。JWE(ジャパン・ウィンド・アンサンブル)メンバー。
クラリネット/つつみあつき
ウィーン国立音楽大学卒業。ウィーン国立音楽大学教授会一致の最優秀ディプロマ賞、名古屋市民会館新進演奏家最優秀賞、西日本テレビ賞を受賞。
小松孝文、シュミーデル教授、エールベルガー教授の各氏に師事。名古屋市民芸術祭200参加公演として7回目のリサイタルを開催。ミュージックプロダクションTSMを主宰。ムジカセラミカ、日本演奏連盟、クラリネット協会名古屋会員。JWE(ジャパン・ウィンド・アンサンブル)楽長。田代小学校出身。
ファゴット/田中由美
16歳よりファゴットをはじめ、ファゴットを中西祥之氏に師事。1989年より名古屋デザイン博、大阪花博、1992年スペイン(セヴィリア博)、1993年韓国(大田博)にて演奏及び作曲、編曲をおこなった。1
1993年名古屋新室内合奏団と、モーツァルトのファゴット協奏曲を共演。現在オーケストラ、室内楽、アンサンブル等で活躍中。JWE(ジャパン・ウィンド・アンサンブル)メンバー。
ホルン/吉田 章
名古屋音楽大学器楽学科ホルン専修卒業。第4回名古屋音楽大学卒業演奏会に出演。ホルンを福田茂、千葉馨、山本昭一の各氏に師事。
現在、愛知シンフォニエッタ、名古屋管楽五重奏団、スタッズプラス(金管五重奏)に在籍。名古屋音楽学校、同朋高校音楽課程非常勤講師。JWE(ジャパン・ウィンド・アンサンブル)メンバー。
演奏風景 演奏風景

曲目紹介

  • 「音楽物語 三びきのやぎのガラガラドン」
  • 「山の音楽家」(楽器紹介)
  • 「カルメンより前奏曲」
  • 「アルルの女よりメヌエット」
  • 「森の鍛冶屋」
  • 「エンターテイナー」(リズム遊び)
  • 「さんぽ」(みんなで歌おう)
演奏風景

会場の紹介

城山学院幼稚園は、五百羅漢堂で有名な黄檗禅宗・大龍寺の境内にある幼稚園です。

大龍寺は享保10年(1725)春日井郡阿原村(現新川町)の地蔵堂を東区新出来町に移し建立されました。その後、享保15年(1730)には、津島天王社の成就坊を引寺しましたが、翌年、徳川宗春公の生母宣陽院の力添えにより、宇治黄檗山東林寺の末寺として福寿山大龍寺となりました。

中興の祖、第四代指月桂和尚は五百羅漢の造立を発願し、安永9年(1780)に三百体が完成し、開眼供養が行われました。寛永3年(1791)、大暴風雨のため、諸堂は大破しましたが再建され、明治45年(1912)移転計画を発表し、大正7年(1918)に移転完了、町寺から緑林の中の山寺となりました。

御本尊は建中寺17世聞譽上人が天明2年(1782)に寄進された釈迦如来像です。

大殿は城の天守閣を思わせる黄檗様式で、その左右に羅漢堂が建ち、多数の羅漢像が納められています。羅漢は修行僧とか釈迦の弟子達と言われますが、像の人間味あふれる表情は身内、縁者の誰かに似ているといわれ、親しみを込めて「らかんさん」と呼ばれ人気が高いです。

明治42年(1909)に覚王山の丘陵から、大龍寺のある城山丘陵にかけて、日泰寺の八十八ヶ所霊場が開設されると、毎月21日の弘法市の日には200人の参詣者があったといいます。

この八十八ヶ所霊場から大龍寺には、本堂西から坂を登りますが、この坂は信者によって整備され、「五百羅漢道」「不動坂」と呼ばれました。約45mの城山丘陵にあって、東西への眺望は「五百羅漢の夜寒」として名古屋五百景秋之部(名古屋市史地理編)にも選ばれています。

開催マップ