ヴァイオリン&コントラバス デュオ
「ヴァイオリン&コントラバス デュオ」コンサートは、日泰寺の西側にある昭和15年頃の建てられた古い住宅で、庭園と和のスタイルを生かしたギャラリーと一体になった喫茶室「いち倫」で開催しました。
モダンな和の空間で、落ち着いた雰囲気が楽しめた演奏会となりました。
開催内容
- 【開催日時】平成15年3月30日(日)・17:30〜18:50、19:30〜20:50 (二部制)
- 【開催場所】庭園ギャラリー・いち倫
- 【参加費用】1,500円(ドリンク付き)(※小学生以下1,300円。3歳未満無料)
- 【参加人数】約60名
演奏者紹介 (プロフィールは開催時のものです)
- ヴァイオリン/角田育代
- 武蔵野音楽大学音楽学部卒業。ザルツブルグ・モーツァルテウム音楽院留学。第16回むさしの会・第5回中部読売新人演奏会出演。留学中及び1995年、1999年、2001年にドイツ・オーストリアの各地で演奏。2001年ポーランドでCD録音。2002年ポーランドDUX社よりCDリリース。リサイタル5回の他、ジョイントリサイタル、サロンコンサート、学校巡回コンサート、室内楽、コンチェルト、後進の指導など、情熱的な活動を展開中。
- 名古屋演奏家ソサエティー会員、芸術協会室内合奏団アントレメンバー。
- コントラバス/伊藤玉木
- 名古屋芸術大学音楽学部卒業。中部圏を中心に、オーケストラ、室内楽、サロンコンサート、学校巡回コンサート、後進の指導など幅広い活動を展開している。
- 愛知県立明和高校音楽科非常勤講師、椙山女学園大学オーケストラトレーナー、西春オーケストラ副音楽監督、高千穂コントラバス四重奏、芸術協会室内合奏団アントレメンバー。
曲目紹介
- 「愛の挨拶」(作曲:エルガー)
- 「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」(作曲:モーツァルト)
- 「メヌエット」(作曲:ベートーヴェン)
- 「G線上のアリア」(作曲:J.S.バッハ)
- 「ハンガリー舞曲 第5番」(作曲:ブラームス)
- 「春の歌」(作曲:メンデルスゾーン)
- 「動物の謝肉祭より 象」(作曲:サン=サーンス)
- 「チャールダーシュ」(作曲:モンティ)
- = 休憩 =
- 「メヌエット」(作曲:J.S.バッハ)
- 「夢のあとに」(作曲:フォーレ)
- 「カプリス 第24番」(作曲:パガニーニ)
- 「組曲より プレリュード」(作曲:ハンスフリーバ)
- 「タイスの瞑想曲」(作曲:マスネー)
- 「愛の喜び」(作曲:クライスラー)
会場の紹介
庭園ギャラリー「いち倫」は日泰寺の西隣にあり、庭園と和のスタイルを生かした、ギャラリーと一体になった喫茶室です。建物は昭和15年頃に建てられた古い住宅で、一見すると純和風住宅ですが、玄関周り・応接室には洋風が取り入れられ、伝統とモダンが程よく調和しています。
戦後10年ほど、進駐軍の住まいとして使用されましたが、水周りの一部を除き、庭園を含めほとんど当時の姿で60年余りが経過し、そこかしこに心地よさと時を刻んできた魅力があります。
黒塗りに施された塀にさそわれ木戸を潜ると、石畳の三和土はゆっくりと右に折れて玄関に導かれます。露地のそこかしこにお客様を迎える小物が飾られ「主」の品のよさとこだわりが感じられます。
玄関左手には和洋折衷応接室、その奥に広縁越しに広がる庭園を前景とした南北に三間つづきの座敷が広がり、しっくりと落ち着き陰翳に富んだ和風建築のよさがあります。
三間続きの座敷を中心に床の間、飾り棚、次の間、廊下には、実に洗練された手作りのギャラリーが設けられ、展示された作品と共鳴してその良さを醸し出しています。また、南だれの地形を巧みに取り入れた庭園は建物と巧く調和し、飛び石づたいに回遊でき四季折々の趣を感じる事が出来ます。