「揚輝荘庭園コンサート
〜サクソフォーン四重奏の調べ」

平成19年度文化庁「文化芸術による創造のまち」支援事業
平成17年度「名古屋市都市景観賞・まちづくり部門」受賞

楊輝荘は2007年4月に聴松閣や伴華楼・北庭園部分が名古屋市に寄贈されました。

耐火や耐震の問題から建物は一般公開されていませんが、北庭園は自由に見学ができるようになりました。

そこで、北庭園の池に掛かる白雲橋とその周辺をステージにして音楽を楽しんで頂く企画を立てました。

屋外のために色々な制約が多く、その上天候も心配されましたが、当日は無事に開催する事が出来ました。

また、演奏会の前には「NPO法人楊輝荘の会」のメンバーの協力で庭園案内も行い、楊輝荘の様々な魅力を知って頂けたと思います。

受付光景 会場光景

開催内容

  • 【開催日時】平成20年3月23日(日) (雨天決行)
  •    第一回:13:00〜14:00 (受付開始:12:30)
  •    第二回:15:00〜16:00 (受付開始:14:30)
  • 【開催場所】揚輝荘北庭園
  • 【参加費用】1,500円 (※小学生以下は、1,000円。3歳未満無料)
  • 【参加者数】約150名
会場光景 会場光景

演奏者紹介 (プロフィールは開催時のものです)

「team K's blood」(チームケーズブラッド)
サックス/堀江裕介、佐野功枝、渡邊愛子、真室香代
メンバー全員が愛知県立芸術大学を卒業し、サックスを雲井雅人氏に学ぶ。それぞれが名古屋を中心に演奏活動や後進の指導に励み、クラシックサックスの魅力を更に広めようと精力的に活動を展開している。
会場光景 会場光景
堀江 裕介
仙台市出身。愛知県立芸術大学を経て、2005年同大学大学院修了。同大学卒業演奏会、読売中部新人演奏会、日演連推薦新人演奏会等に出演。2004、2006年、名古屋市でソロリサイタルを開催。
これまでにソリストとして、名古屋市フィルハーモニー管弦楽団、愛知室内オーケストラ、セントラル愛知交響楽団等と共演。また、オーケストラのサクソフォーン奏者として、スウォンフィルハーモニー管弦楽団(韓国)、名古屋フィルハーモニー交響楽団等に参加。2007年には、なには<オーケストラル>ウィンズに参加し、大阪、東京で公演。
現在愛知県在住。フリーのサクソフォーン奏者としてソロ、室内楽、オーケストラ等で活躍中。愛知県立明和高等学校音楽科非常勤講師。ナゴヤサックスフェスタ実行委員。アリオン・サクソフォーンカルテットメンバー。これまでにサクソフォーンを古溝徹、雲井雅人の各氏に師事。
佐野 功枝
静岡県出身。13歳よりサクソフォーンを始める。愛知県立芸術大学卒業。在学中、中川良平氏率いる「東京バッハ・バンド」参加。CDリリース。第7回「静岡の名手たち」オーディション合格。静岡音楽祭Aoiにて同コンサート出演。2006年静岡県富士市に於いてソロリサイタルを開催。2007年には名古屋市でジョイントリサイタルを開催。
サクソフォーンを雲井雅人に、室内楽を菅原眸、中村良平、村田四郎の各氏に師事。現在、アリオン・サクソフォーンカルテット、名古屋ウィンドシンフォニーメンバー。ヤマハPMS講師。愛知県を中心にソリスト、また吹奏楽指揮者として活動中。
渡邊 愛子
愛知県出身。愛知県立芸術大学音楽学部卒業。在学中、同大学卒業演奏会に出演。春日井フレッシュコンサートのオーディションに合格、同コンサートに出演。ソロの他、室内楽、オーケストラなどで各種演奏会に出演。サクソフォーンを三日月孝、雲井雅人の各氏に、室内楽を村田史郎、中川良平、菅原眸の各氏に師事。
現在、コレジオサックス四重奏団、名古屋ウィンドシンフォニーメンバー。コンサートグループ「花の詩」会員。ヤマハPMS講師。ナゴヤサックスフェスタ実行委員。
真室 香代
香川県出身。香川県立坂出高等学校音楽科卒業。愛知県立芸術大学音楽学部卒業。サクソフォーンを繁哲朗、雲井雅人の両氏に、室内楽を村田史郎、中川良平、菅原眸の各氏に師事。
現在、名古屋音楽館講師。コレジオサックス四重奏団、名古屋ウィンドシンフォニーメンバー。
演奏光景 演奏光景

曲目紹介

  • マイフェイバリットシングス
  • G線上のアリア
  • かやの木山
  • 琉球のふたつのうた
  • グレーンミラーメドレー
  • A列車で行こう
  • ニューシネマパラダイス
  • ドレミの歌
  • アイガットリズム
  • アホールニューワールド
  • ゴスペルメドレー
演奏光景 演奏光景

会場の紹介

「揚輝荘」は、松坂屋創業の伊藤家の第15代伊藤次郎左衛門祐民氏が作った別荘で、特定の建物を指す名称ではなく、敷地全体の呼称です。

約一万坪の土地に大正7年頃から様々な建物が移築、新築され、軍・政・財界の要人の社交の場、またアジアからの留学生の寄宿舎として利用されました。

戦災にあい、現存する建物は徳川家から移設されたといわれる和室に、鈴木禎次郎設計の洋室を増築した「伴華楼」や「聴松閣」位です。

開催マップ