プレ企画「昭和塾堂でオペラを楽しむ」
平成17年度「名古屋市都市景観賞・まちづくり部門」受賞
城山八幡宮境内にあり、昭和初期建築の歴史的建物で、現在は未使用となっている「昭和塾堂」の講堂で、4月20日(土)・21日 (日)に千種文化小劇場で開催する「やまのてオペラ〜見てくれの馬鹿娘」のプレ公演(25分)をお楽しみいただいた後、建物の 各階を見学(1時間)していただきました。
開催内容
- 【開催日時】2019年3月9日(土)
- [1回目] 12時30分開場・12時45分開演/14時20分見学終了
- [2回目] 14時30分開場・14時45分開演/16時20分見学終了
- 【参加費】お一人様500円(資料・保険代)
- 【募集定員】各回100名様(先着申込み順)
- 【参加者数】190人
- 【主催】ちくさ・文化の里づくりの会
「昭和塾堂」とは
「昭和塾堂」は愛知県が青年団活動の教育拠点として、昭和3年(1928年)に竣工した、鉄筋コンクリート造2階建て(塔の部分は4階建て)、地下1階の建物です。
当時の柴田善三郎愛知県知事が命名しました。
上空から見ると人文字形に見える外観は、人づくりを表現したものとして特徴的です。
完成後は、県内の社会教育の中心施設として使用されましたが、第二次世界大戦中は日本軍が接収して軍司令部になり、戦後は名古屋大学医学部の教室、愛知県教育文化研究所、千種区役所仮庁舎として使用されました。
昭和42年(1967年)に城山八幡宮に払い下げられ、昭和45年(1970年)からは愛知学院大学・大学院歯学部研究棟として使用されてきましたが、平成30年(2018年)に建物の利用が完了して現在は未使用です。
城山・覚王山地域を発展させてきた田代土地区画整理事業のシンボル的存在であり、昭和8年(1933年)に建てられた名古屋市庁舎などの「帝冠洋式」(日本趣味を基調とした近世式)の先駆けをなすものとして、大正末期から昭和初期の建築様式を良く残した貴重な近代建築です。