北インド古典音楽 in 揚輝荘

インド様式の壁画やレリーフで装飾された聴松閣地下ホールで、揚輝荘ともゆかりのある本場インドの音楽を空間と共に楽しんで頂く企画です。

わざと照明を落とした薄明かりの中で、独特の染み渡るような音楽を楽しんで頂けたと思います。

開催内容

  • 【開催日時】平成17年3月20日(日)・18:30〜20:30
  • 【開催場所】揚輝荘聴松閣・地下ホール
  • 【参加費用】2,500円 (※小学生以下2,000円。3歳未満無料)
  • 【参加人数】約65名
  • 【協力】揚輝荘の会
受付風景

演奏者紹介 (プロフィールは開催時のものです)

シタール/スリ・アミット・ロイ
1959年、インドのカルカッタで生まれる。
高名なシタール製作者である父ヒレン・ロイより幼少時からインド音楽を学んだ。後にサントゥーシュ・ベナルジー師に師事。1978年からは国際的に活躍したシタールの巨匠パンディット・ニキル・ベナルジー師のもとで、師とともに生活しながら学ぶという、インド音楽の伝統的な訓練を受けた。この音楽訓練は1987年に師が亡くなるまで続いた。その後は、パンディット・ニキル・ベナルジー師のアンナプルナ・デヴィ師に師事している。
アミット・ロイ氏の演奏は、ゆったりとした部分での表現力が特に傑出している。その美しい音色、甘美な謳いまわし、変幻自在の表現力は高く評価されている。
現在は名古屋に居を置き、演奏と後進の育成に力を注いでいる。CD・カセットテープも多く録音し、彼の音楽は映画にも使われていて、東京・名古屋・大阪に教室を持ち、門下生は50名を越えている。

タブラ(インドの打楽器)/さくらいみちる

演奏風景 演奏風景

会場の紹介

揚揮荘聴松閣は、松坂屋創業の伊藤家の第15代伊藤次郎左衛門祐民氏が作った別荘「揚揮荘」の中にある山荘風の建物です。

鉄筋コンクリート造の地下1階の基礎の上に、木造3階の建物が建っているという変わった構造で、地下1階には、インド風の壁画が描かれた広間とホールがあり、アジアの留学生の寄宿舎としても使われた歴史を感じさせます。

飾り気を抑えた山荘風の外観で、中に入ると開放的な階段ホールが目を引きますが、落ち着いてよく見ると、内部に使われている木材が大変重厚な事が判るように、贅を尽くされている事もお判りになると思います。

開催マップ