朗読と古楽器が紡ぐハーモニー
このコンサートは、古川美術館の企画展「日本からのおくりもの〜季節の美」に合わせて開催したものです。
美術館展示室のホール内という場所でしたが、朗読とリュートのコラボレーションをお楽しみ頂いたと思います。
開催内容
- 【開催日時】平成17年3月26日(土) 13:30〜14:00・14:30〜15:00
- 【開催場所】古川美術館・展示室
- 【参加費用】無料 (※美術館入場料は別)
- 【参加人数】約200名 (2回合計)
演奏者紹介 (プロフィールは開催時のものです)
- リュート/柴 信次・藤間勘萃(ふじま かんすい)
- 1958年、名古屋生まれ。高校在学中より演奏活動を始め、名古屋音楽大学で作曲を専攻する。作編曲家/演奏家、日本舞踊家(宗家・藤間流名執)として、NHK教育『日曜美術館』、NHK開局70周年『花の舞・花の宴』などの放送や、舞台に携わる傍ら、エッセーの執筆も多い。
- 朗読/山田あき子
- 長年朗読活動及び指導に携わる。名古屋在住。1999年、青木ホールにて樋口一葉『十三夜』を朗読。明治村・呉服座にて島崎藤村、与謝野晶子の詩、樋口一葉の『たけくらべ』等、明治時代の作品を朗読。2002年、旧豊田佐助邸にて木下順二作『絵姿女房』を朗読。2004年、豊田市八草町・ギャラリー庵にて『十三夜』を朗読。
曲目紹介
- ◇第一回<朗読>
- 枕草子/清少納言、竹/萩原朔太郎、雁/千家元麿、たけくらべ/樋口一葉、
- 蝉を彫る/高村光太郎、山の麓をゆく汽車/山村暮鳥
- ◇第二回<朗読>
- 風景/山村暮鳥、たけくらべ/樋口一葉、あどけない話/高村光太郎、
- サーカス/中原中也、平家物語/那須与一、天道虫/草野心平
- <リュート演奏>
- ガヴォット ト単調より バッハ
- 大沢池畔の桜雨 柴 信次・藤間勘萃
- 梅宮大社神苑 柴 信次・藤間勘萃
会場の紹介
古川美術館は、ヘラルドグループを創設した故・古川爲三郎氏が長年に渡り収集した美術品を中心に、平成3年に開館した施設で、近代日本画を中心に、油彩画・陶磁器・工芸品・西洋中世の装飾写本まで、多岐に渡って所蔵しています。
なお、すぐ近くにある「爲三郎記念館」は故・古川爲三郎の居宅を美術館として公開しているものです。