ギターが奏でる世界の唄
〜郷土が生んだ作曲家・中野二郎を弾く
今回のプログラムは、地元・城山、覚王山で生涯を過ごした作曲家・指揮者である中野二郎(1902〜2000)の残したギター作品を取り上げた企画です。
中野二郎は、ギター曲・ギター伴奏曲・マンドリン曲・童謡の作曲や、国内・海外のギター・マンドリンの膨大な楽譜と文献の収集・研究をされた方で、1945年から20年間、NHK名古屋放送管弦楽団専属指揮者をはじめ、生涯現役でマンドリン合奏の指揮指導をされました。
収集された膨大な資料約1万5千点は、同志社大学に寄贈され、今も世界の演奏家に活用されています。
そんな点からも、やまのて音楽祭で注目したい音楽家の一人でした。
開催内容
- 【開催日時】平成17年3月25日(金)
- 第一部 17:30〜18:30 ・ 第二部 19:30〜20:30
- 【開催場所】庭園ギャラリー・いち倫
- 【参加費用】2,000円(ドリンク付き) (※小学生以下1,500円。3歳未満無料)
- 【参加人数】約90名
演奏者紹介 (プロフィールは開催時のものです)
- ギター/酒井康雄
- 1975年スペイン政府給費生として渡欧、パリ・エコールノルマル音楽院ギター科卒業。帰国後、各地でリサイタルを開き、87年市芸術奨励賞受賞。94年県芸術文化選奨団体賞受賞。TV・FMにも度々出演。
- 日本室内楽アカデミー副代表、日本音楽家ユニオン評議員、中部日本ギター協会副会長、名古屋ギター室内楽協会代表、名古屋市文化振興事業団事業運営委員、名古屋芸術大学、愛知県立大学及び甲陽音楽院ギター講師を務めている。
曲目紹介
- アランブラ宮殿の想い出 (F.タルレガ)
- ブエノスアイレスの夏 (A.ピアソラ)
- 映画「ディアハンター」のテーマ「カヴァティーナ」 (S.マイヤーズ)
- さくら変奏曲 (横尾幸弘)
- ギター組曲「コユンババ」 (C.ドメニコーニ)
- 「アリラン」変奏曲 (中野二郎)
- 駒下駄履いて (中野二郎)
- 毬つき遊び (中野二郎)
会場の紹介
庭園ギャラリー「いち倫」は、昭和初期に建てられた日本家屋で、ギャラリー兼カフェとして開放しているお店です。
レトロな雰囲気のたたずまいの中、日本庭園を眺めながら頂くお茶は、くつろぎのひと時と言えます。