春をうたう

日本の美を問い直した時に、音楽が持つ「ことば」もまた大切な要素であると思います。

この企画は、身近な出来事を身近なことばで歌い上げ、日本語の持つ美しさを感じて頂く場として開催しました。

寺院の本堂という非日常的な空間の中で、そんな想いを感じて頂けたと思います。

開催内容

  • 【開催日時】平成17年3月25日(金) 13:30〜14:30
  • 【開催場所】西蓮寺
  • 【参加費用】2,000円 (※小学生以下1,500円。3歳未満無料)
  • 【参加人数】約50名

演奏者紹介 (プロフィールは開催時のものです)

テノール/洞谷吉男
東京芸術大学卒業、ベルリン音楽大学修了。自主企画の独唱会19回、その他の独唱会多数、また多くの合唱団との共演やオペラ公演に出演。
CD「親しみやすい日本のうた」1・2集、「北原白秋’思い出’をうたう」「ベロ出しチョンマ/百姓雑兵」(製作・ナゴヤ・ディスク=発売中)
現在、名古屋芸術大学教授、NHK文化センター講師、日本声楽発生学会会員、日本演奏連盟会員、名古屋二期会名誉会員、NPO法人円形劇場ちくさ座の会副理事長。
ソプラノ/江口たい子
広島大学教育学部音楽科声楽専攻卒業。車田謁也・洞谷吉男・加藤禮子の各氏に師事。名古屋オペラグループ所属。名古屋二期会準会員。
オペラ「おこんじょうるり」「ごんぎつね」「ヘンゼルとグレーテル」「藤戸の浦」など多くのオペラやコンサートに出演。リサイタル開催。
親しみやすいコンサートやボランティアなど身近な人達との音楽的関わりを大切にしている。
ピアノ/兼松千里
愛知県立芸術大学器楽科ピアノ専攻卒業。白木宏子・市田儀一郎・大堀敦子・村上弦一郎の各氏に師事。様々な方面での伴奏を数多く務めている。
演奏風景 客席風景

曲目紹介

■第一部
「春」どこかで春が (作詞・百田宗治、作曲・草川信)
   おぼろ月夜  (文部省唱歌、作曲・岡野貞一)
   たんぽぽ   (作詞・三好達治、作曲・中田喜直)
   花      (作詞・武島羽衣、作曲・滝廉太郎)
「夏」わか葉    (作詞・松永みやお、作曲・平岡均之)
   海      (文部省唱歌)
 牧場の朝   (文部省唱歌、作曲・船橋栄吉)
   夏の思い出  (作詞・江間章子、作曲・中田喜直)
「秋」野菊     (作詞・石森延男、作曲・下総皖一)
   紅葉     (文部省唱歌)
   赤とんぼ   (作詞・三木露風、作曲・山田耕筰)
   小さい秋みつけた (作詞・サトウ・ハチロー、作曲・中田喜直)
「冬」冬景色    (文部省唱歌)
   砂山     (作詞・北原白秋、作曲・中山晋平)
   雪の降る街を (作詞・内村直也、作曲・中田喜直)
■第二部
 この道    (作詞・北原白秋、作曲・山田耕筰)
 浜辺の歌   (作詞・林 古渓、作曲・成田為三)
 椰子の実   (作詞・島崎藤村、作曲・大中寅二)
 すずしきうなじ (作詞・三好達治、、作曲・中田喜直)
 初恋     (作詞・石川啄木、作曲・越谷達之助)
 野ばら    (作詞・三木露風、作曲・山田耕筰)
 中国地方の子守唄 (日本古謡、作曲・山田耕筰)
 母      (作詞・竹久夢二、作曲・小松耕輔)
演奏風景

会場の紹介

西蓮寺は、大正5年(1916)に現地に創立した浄土宗の寺院で、正式には「引接山来迎院西蓮寺」と言いますが、創建は安永元年(1772)とも言われる由緒ある寺院です。

開催マップ