揚輝荘庭園コンサート〜春を歌おう
平成17年度「名古屋市都市景観賞・まちづくり部門」受賞
揚輝荘北園・白雲橋の上を中心に、庭園をフルに活用したクラシックコンサートです。
またその後、南園へ移動して筝の演奏を聴きながら、庭園散策をお楽しみ頂きました。
開催内容
- 【開催日時】平成22年3月28日(日)
- 第1回/11:00〜12:30(開場:10:30)
- 第2回/13:00〜14:30(開場:12:30)
- 【開催場所】揚輝荘北園、南園
- 名古屋市千種区法王町2-5-21(地下鉄覚王山駅下車徒歩約10分)
- ※受付は北園入口で行います。
- 【入場料金】2,000円 (※小学生以下は、1,500円。3歳未満無料)
- 【参加者数】約130人
演奏者・曲目紹介 (プロフィールは開催時のものです)
北園出演者:
- 栗田 啓子(ソプラノ)
- 愛知県立明和高校音楽科卒業。国立音楽大学声楽科卒業。オペラの他、オペレッタコンサート、オペラアリアコンサートなどでオーケストラと共演。
- ジョイントリサイタル2回、ソロリサイタル6回開催。ソロリサイタルでは山田耕筰の歌曲を始め、現代に至る数々の作曲家の日本歌曲を塚田佳男氏の伴奏で、毎回取り上げ、多くの人に日本歌曲の美しさを知っていただきたいと日本歌曲だけのプログラムで開催している。
- その他、日本画とのコラボレーション、弦楽合奏との共演、明音会コンサート、クリスマスコンサート、老人ホーム慰問コンサートなど、多数出演。水野俊彦、鷲崎良三、植松東、伊藤京子の各氏に師事。
- 現在、名古屋音楽学校、中日文化センター、NHK名古屋センター(うたう音楽アラカルト講座・童謡〜オペラまで)各講師。コーラス「コーロ・フィオーレ」、「ヴォーチェ ディ ワンダ」指導。日本演奏連盟会員。
- 井原 義則(テノール)
- 愛知県立芸術大学音楽学部声楽科卒業、同大学院修了。ウィーン・ゲーテアニッシェスコンセルヴァトリウム卒業。
- 洞谷吉男、故小島琢磨、神田詩朗、故木下武久、中田淳子、ヒルデ・レッセル=マイダン、児井恵の各氏に師事。
- ドヴォルザーク「レクイエム」でデビュー後、ベートーベン「第九」、ヘンデル「メサイヤ」などのミサ曲や合唱のソロを数多く務める。また、オペラ・オペレッタ・ミュージカルなどの大役も数多くこなし、いずれも好評を博す。リサイタル・ジョイントリサイタルをはじめ、その他のコンサートも多数。また、オペラ演出家としても好評を博す。
- 第2回名古屋市芸術創造賞受賞。第2回名古屋市新進芸術家海外研修員として短期留学。
- 山田 郁子(ピアノ)
- 名古屋芸術大学音楽学部器楽科卒業。ピアノを伊藤彰子氏に、伴奏法を塚田佳男氏に師事。
- 合唱団の海外公演の伴奏でユーゴスラビアのザブレグ国立歌劇場やヘルシンキのオペラハウスなどに出演。パリ音楽院教授ジリ・ミリエール氏のトロンボーンテクニックビデオの伴奏。イタリアのマベリーニ合奏団との共演。
- NHKTVドラマ「中学生日記」の音楽録音や、舞台演劇の劇中音楽演奏などを経て、定期的な洋上コンサートでのソロや器楽の伴奏、また声楽や合唱などの伴奏で数多くの演奏会に出演。愛知芸術文化協会会員。
- 北床 宗太郎(ジャズバイオリン)
- 法政大学入学後、まもなくジャズバイオリンと出会う。
- 短期ながらアメリカでジャズを学び、ジャズバイオリニスト、ジョン・ブレイク氏に師事。”正統派ジャズバイオリニスト”と評価され、2005年横浜ジャズプロムナードコンペティション部門にてベストプレイヤー賞を受賞する。ジプシージャズのジャンルで、ジャンゴラインハルトの音楽を中心のバンドNote Noire(ノート・ノアール)のバイオリニストを務める。
- ライブ活動だけに留まらず、オリジナル曲の作曲、童謡やポップスのジャズアレンジ、又ポップスミュージシャンのレコーディングにも参加し、即興性の高い演劇舞台での演奏や、ベリーダンスの音楽を担当するなど活動の場を広げている。
- 東京を拠点としながらも、名古屋音楽学校においてジャズバイオリンコースの講師を務めている。
- 望月 雄史(ギター)
- 名古屋市出身。幼少より、クラシック・ギターを、父である望月英男に師事。
- 大学卒業後音楽活動を開始。以来さまざまなジャンルのライヴ、コンサート、レコーディングに参加。共演者、ジャンル共に多岐に渡る。
- また、詩や物語の朗読のための音楽、演劇の音楽にも多数携わり、一方で現代音楽や実験音楽の初演も行うなど、各ジャンルで精力的に活躍、共演者の絶大なる信頼を得て各方面で高く評価されている。
- 2003年5月、作曲家坂野嘉彦の独奏ギターのための現代音楽作品を集めたCD「舞踏詩」を発表。
- コーロ・フィオーレ(コーラスグループ)
- 曲目
- 花のまち、歌を翼に、Mattinata(マッティナータ)
- O Sole mio(オ ソレ ミオ)、春が来た、L-O-V-E、白いブランコ
- 赤い花白い花、千の風になって 他
- 岡田玉千栄都(筝)
- 生田流師範。
- 3歳より生田流筝曲を始め、16歳で名取、岡田玉千栄都となる。国やジャンルを飛び越えて、様々な楽器とコラボし、自身の新たなる音楽性を探求、和洋を問わず積極的に演奏活動を続けている。
- 下山玉菊都(筝)
- 生田流師範。
- 9歳より生田流筝曲を習い始め、16歳で名取となる。結婚式、各種パーティー、イベントで演奏活動を続けている。
南園出演者:
会場の紹介
「揚揮荘」
松坂屋創業の伊藤家の第15代伊藤次郎左衛門祐民氏が作った別荘で、特定の建物を指す名称ではなく、敷地全体の呼称です。
約一万坪の土地に大正7年頃から様々な建物が移築、新築され、軍・政・財界の要人の社交の場、またアジアからの留学生の寄宿舎として利用されました。
戦災にあい、現存する建物は徳川家から移設されたといわれる和室に、鈴木禎次郎設計の洋室を増築した「伴華楼」や「聴松閣」位です。