朗読と音楽会「葉桜と魔笛」
太宰治の短編と昭和歌謡メドレー

平成17年度「名古屋市都市景観賞・まちづくり部門」受賞

大正から昭和にかけて文化の交流の場であった歴史ある建物で聴く朗読と音楽のマリアージュをお楽しみいただきました。

朗読女子LUCE (ルーチェ)は、元東海テレビアナウンサー 稲葉寿美とJazzピアニスト Masaco西嶋、ゴスペルシンガー 岩田史 子を中心に日本語の美しい言葉の世界と生演奏で綴る今までにないステージです。

揚輝荘と同じ年代を生きた太宰治の「葉桜のころになれば私はきっと思い出します。」から始まる美しくも悲しい作品の朗読、ジャズピアノ、昭和歌謡メドレーが聴松閣に響き渡りました。

開催内容

  • 【日時】2022年4月29日(金・祝) 17:30開演 (開場17:00)
  • 【料金】3,000円
  • 【会場】揚輝荘聴松閣(南園)
  •      名古屋市千種区法王町2-15
  •      (地下鉄東山線覚王山駅2番出口 徒歩10分)
  • 【出演】朗読女子LUCE (稲葉寿美(語り)、Masaco西嶋(ピアノ)、岩田史子(歌))
  • 【参加者数】26人、スタッフ:4人

公演風景

公演風景

公演風景

演奏者紹介(プロフィールは開催時のものです)

「朗読女子LUCE」とは…
2013年美しい日本語を魂を込めて伝えたいと、アナウンサー、リポーターとミュージシャンで結成した3人組。
心に届く素敵なストーリーと音楽で展開するステージを東海地方を中心に公演。江戸川乱歩、宮沢賢治、芥川龍之介の短編や国内外のエッセイ、詩、絵本などを題材にオリジナルのステージをこれまで30回以上公演。
東北復興支援朗読会は毎年3月に開催しており、被災地に心を寄せるイベントとして定着している。

稲葉 寿美

稲葉 寿美
フリーアナウンサー (元東海テレビ)
局アナ時代は情報番組、スポーツ中継などを担当、2007年にフリーアナウンサーとなり、話し方に関するセミナー、講演、司会者養成、派遣を行う (株) INANAエンタープライズ代表取締役。
FM愛知「稲葉寿美のVintage life stories」パーソナリティー。
中部大学客員教授。高校時代にNHK全国高校放送コンクール朗読部門で全国3位、それ以来朗読をライフワークとしている。

Masaco西嶋

Masaco西嶋(ピアノ)
ジャズピアニスト
4歳より作曲・編曲・アンサンブル等の総合音楽を学び、11歳でプロのディプロマを取得。バークリー音楽大学留学 NHK「お 母さんと一緒」、トヨタジャズスクエア等で演奏。
2017年1月ブルーノート名古屋公演はSold Out。銀座SWINGなどライブ活動多数1stアルバム「MEMORIES」。
2ndアルバム「WAZAOGI」。

岩田 史子

岩田史子(歌)
ゴスペルシンガー
大学時代ゴスペルに出会い、クワイア(聖歌隊)に所属。本場アメリカ・アラバマのコンサートで指揮を担当。
現在は、東海・関西地区を中心に8つのクワイアディレクター・ワークショップ講師として活動。
ソロや夫・岩田峰親と共に、デュオ「Love Flow」としてのライヴ活動やCMソングのコーラスなども務める。

演奏会場の紹介

「揚輝荘聴松閣」(南園)

揚揮荘聴松閣は、松坂屋創業の伊藤家の第15代伊藤次郎左衛門祐民氏が作った別荘「揚揮荘」の中にある山荘風の建物です。
鉄筋コンクリート造の地下1階の基礎の上に、木造3階の建物が建っているという変わった構造で、地下1階には、インド風の壁画が描かれた広間とホールがあり、アジアの留学生の寄宿舎としても使われた歴史を感じさせます。
飾り気を抑えた山荘風の外観で、中に入ると開放的な階段ホールが目を引きますが、落ち着いてよく見ると、内部に使われている木材が大変重厚な事が判るように、贅を尽くされている事もお判りになると思います。
名古屋市に寄贈された後、修復再現工事などが施されてた上で、現在は展示スペースなどを設けて一般公開されています。(入場有料・月曜日休館)

開催マップ