揚輝荘コンサート
〜ヨーロッパの春から日本の春へ
平成17年度「名古屋市都市景観賞・まちづくり部門」受賞
優雅な佇まいを見せる北庭園の白雲橋と、南にあり近代建築物として興味深い聴松閣を舞台に、揚輝荘の魅力を感じながら音楽を楽しんで頂こうと企画したコンサートです。
二つの会場それぞれで聞いて頂く内容でしたが、それぞれで音楽と場の雰囲気を楽しんで頂けたと思います。
開催内容
- 【開催日時】平成19年3月25日(日)
- 第一回:13:00〜15:00、第二回:14:00〜16:00
- 受付開始時間:第一回/12:30、第二回/13:40
- 【開催場所】揚輝荘・北庭園白雲橋、聴松閣
- 【参加費用】2,000円 (※小学生以下は、1,500円。3歳未満無料)
- 【参加者数】約160名
演奏者紹介 (プロフィールは開催時のものです)
- 白雲橋(ステージT)
- 愛のメロディにのせて〜ソプラノ・テノール・ヴァイオリンとともに
- 門脇 玲子(ソプラノ)
- 武蔵野音楽大学音楽学部声楽科卒業。名古屋オペラ協会12期研修生修了。
- その後、イタリア・ミラノにて研鑽を積む。「全日本演奏家協会定期演奏会」に出演。オペラ「ヘンゼルとグレーテル」のお母さん役、オペラハイライトにて「蝶々夫人」「トロヴァトーレ」「トラヴィアータ」等に出演し、好評を博す。
- 2005年愛知万博において、イタリア館主催のオペラ「眠りの森の美女」に参加。愛知県文化振興事業団主催オペラやジョイントコンサート、老人ホーム等で演奏活動を行い、東京・名古屋を中心に幅広く活躍している。
- これまでに及川慥、シルバーナ デ ベネデッティ、マウリツィオ ネルネッリ、ルカゴルラ、ステファノ モンティ、各氏に師事。
- 星野 匡則(テノール)
- 国立音楽大学音楽学部声楽科卒業。
- 1997年6月、天白文化小劇場こけら落とし出演。1990年夏、イタリアにてディプロマ取得。2000年4月コンセール・ヴィヴィアン新人オーディション入選。
- 2005年からムッシュ・かきつばたの合唱団員兼指導員、日進市の第九指揮者として、東京芸術劇場を始め、愛知県芸術劇場、愛知万博EXPOドーム、名古屋市市民会館、しらかわホールで演奏活動を行う。同年9月、ナカネットコンサートにてセントラル愛知交響楽団と共演。2006年10月、天白区100周年記念「天白まつり」にてソロ。
- 星野行則、牧野正人、パリデ・ヴェントゥーリ、アレン・ヴィラード、レナート・パルンボの各氏に師事。現在名古屋市立老松小学校勤務。
- 北条 あきこ(ヴァイオリン)
- 6歳よりヴァイオリンを始める。12歳よりNHK名古屋青少年交響楽団に所属。名古屋市立菊里高等学校音楽科卒業。武蔵野音楽大学音楽学部器楽科卒業。
- これまでに林茂子、掛谷洋三、レイ ハークスの各氏に師事。いままでに、数々のTV番組に出演している。
- 現在、オーケストラ等のエキストラとして、またパーティ会場などで演奏活動を行い活躍中。
- 寺部 圭子(ピアノ)
- 1994年愛知県立明和高等学校音楽科卒業。1998年武蔵野音楽大学音楽学部ピアノ科卒業。2000年同大学特修科修了。
- 在学中「選抜学生によるコンサート」に出演。1996年「第6回日本クラシック音楽コンクール」に出演。2005年愛知万博において、イタリア館主催のオペラ「眠りの森の美女」に参加。
- これまでに、照喜名純子、金山正一、白木宏子、三津橋文子、A.ナセトキン、K.ガネフの各氏に師事。
- 現在、後進の指導にあたる傍ら、オペラ、合唱、声楽、器楽等の伴奏を行っている
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- 川口ゆかりのおしゃれな唱歌コンサート
- 川口 ゆかり(童謡歌手)
- 名古屋少年少女合唱団・名古屋放送児童劇団・NHK「中学生日記」等を経て、1982年オフブロードウェイミュージカル「ザ・ファンタスティックス」でヒロインデビュー。
- 全日本童謡歌唱コンクール中部ブロック・グランプリ受賞後、幼稚園・保育園への出張コンサートを開始。
- 2005年、親子代々楽しめるCDアルバム「おしゃれな童謡」「ゆかりんの童謡だいすき!」を2枚同時発売。太平洋フェリークルーズにレギュラー出演中。
- 牛丸 健司(ギター)
- 大学在学中より、プロのギターリストとして活動。
- 現在、ジャズを中心にライブ活動を行うと同時に、歌手のバックバンドやCM、CD録音等のスタジオワークなど、オールラウンドに活躍中。
曲目紹介
- 白雲橋(ステージT)
- 愛のメロディにのせて〜ソプラノ・テノール・ヴァイオリンとともに
- 歌劇(ジャンニスキッキ)より私のお父さん/プッチーニ
- 忘れな草山/カンツオーネ
- 愛のあいさつ/エルガー
- 春の歌/メンデルスゾーン
- ほか
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- 川口ゆかりのおしゃれな唱歌コンサート
- 花
- あおげば尊し
- 春の小川
- 春が来た
- 富士の山
- ほか
会場の紹介
「揚輝荘」は、松坂屋創業の伊藤家の第15代伊藤次郎左衛門祐民氏が作った別荘で、特定の建物を指す名称ではなく、敷地全体の呼称です。
約一万坪の土地に大正7年頃から様々な建物が移築、新築され、軍・政・財界の要人の社交の場、またアジアからの留学生の寄宿舎として利用されました。
戦災にあい、現存する建物は徳川家から移設されたといわれる和室に、鈴木禎次郎設計の洋室を増築した「伴華楼」や「聴松閣」位です。
「聴松閣」は、鉄筋コンクリート造の地下1階の基礎の上に、木造3階の建物が建っているという変わった構造の山荘風の建物で、中に入ると開放的な階段ホールが目を引きますが、落ち着いてよく見ると、内部に使われている木材が大変重厚な事が判るように贅を尽くされている事もお判りになると思います。
地下1階にはインド風の壁画が描かれた広間とホールがあり、アジアの留学生の寄宿舎としても使われた歴史を感じさせます。