ヴィオラ&リュートと朗読のコンサート
〜芥川龍之介の世界
平成17年度「名古屋市都市景観賞・まちづくり部門」受賞
時には俗世間から離れ、ひっそりとした佇まいのお堂の中に身を置き、ヴィオラ、リュートの紡ぎだす旋律と、美しい日本語の響きで、香り高い芥川文学に浸っていただく〜そんなコンセプトで開催した企画です。
西蓮寺の落ち着いた空間での表現を楽しんで頂けたと思います。
開催内容
- 【開催日時】平成19年3月31日(土) 13:00〜14:30 (受付開始:12:30)
- 【開催場所】西蓮寺
- 【参加費用】1,500円 (※小学生以下は、1,000円。3歳未満無料)
- 【参加者数】約70名
演奏者紹介 (プロフィールは開催時のものです)
- 山田 あき子(朗読者)
- 長年朗読活動及び指導に携わる。名古屋市在住。
- 1999年青木ホールにて樋口一葉「十三夜」を朗読。明治村・呉服座にて島崎藤村、与謝野晶子の詩、樋口一葉の「たけくらべ」等、明治時代の作品を朗読。2002年旧豊田佐助邸にて木下順二作「絵姿女房」を朗読。2004年豊田市八草町ギャラリー寛にて「十三夜」を朗読。
- 数年前からヴィオラの吉田こうじ氏、リュートの柴信次/藤間勘萃氏と共にコンサートを開催。朗読と音楽のコラボレーションが好評を得ている。
- 吉田 こうじ(ヴィオラ奏者)
- ヴァイオリンを渡部正美、中村桃子、岡村芳子各氏に師事。ヴィオラを西岡正臣氏に師事。
- 1997年ソプラノの加藤典子、ピアノのはちまん正人とCDをリリースすると同時に、リサイタルを開催。1999年作曲家の岩本渡とコンサート開催。一宮シティ室内管弦楽団の定期公演にソリストとして出演。
- 以後、作曲家の柴信次、可知奈尾子、また、メゾソプラノの伊藤美知子、ギターの森田利久とのロシア民謡、なごや少年少女合唱団、クラインズシスターズ、コールファースト、コールブルンネン等コーラスとの共演や舞踏家の藤間勘萃と共演。
- またクワルテット・オワリーノを主催する傍ら、編曲等の活動も多岐にわたる。作品として、弦楽四重奏「風」「ワルツ」があり、名古屋フィルハーモニー交響楽団のヴィオラ奏者としても活躍中。
- 柴 信次/藤間勘萃(リュート奏者)
- 1958年名古屋に生まれる。高校在学中から舞台に立ち、名古屋音楽大学では作曲を専攻する。
- 1984年から20年にわたる教職(日本福祉大学)を経て、現在は作・編曲家、楽師、日本舞踊家(宗家・藤間流名執)として、名フィル(室内楽)との共演をはじめ、年間100本に及ぶ舞台やレコーディングに携わる傍ら、教則本やエッセイを数多く執筆する。
- ライリッシュ・オカリナ連盟、琴修会(大正琴)音楽顧問。
プログラム紹介
- 第一部
- シャコンヌ/作曲:ヴァイス
- 5つの古いフランス舞曲/作曲:マレー
- (愉快、プロバンス、ミュゼット、マスロット、バスク人)
- 千々の悲しみ 天正遣欧使節伝
- 抒情洋琴曲集より/作曲:柴 信次/藤間勘萃
- (嵯峨野春色、梅宮大社神苑、むくげ咲く民家)
- 風/作曲:吉田浩司
- ワルツ/作曲:吉田浩司
- 第二部
- 地獄変/作:芥川龍之介
- 朗読:山田あき子
- 作曲:柴 信次/藤間勘萃
会場の紹介
西蓮寺は、浄土宗寺院・京都清浄華院の末寺で、ご本尊は阿弥陀如来です。
現在の本堂、書院、庫裏、弘法堂の落成は昭和9年(1934)で、本堂右に大正11年(1922)建立の大師堂があり、その本尊は横三蔵町松林寺より移したものです。